急にお金が必要となったときは、早急にお金を借りられる消費者金融の利用が最適です。
近年、財務局・都道府県に登録している消費者金融の数は減少しているものの、令和4年3月時点では1,580社あります。
はじめて消費者金融を利用するのであれば、無利息期間がある消費者金融おすすめです。
大手消費者金融は、無利息期間以外にも審査や融資の速さ、借り入れや返済においての利便性などサービス内容が充実している傾向にあります。
本記事では、おすすめの消費者金融をランキング形式で分かりやすく紹介します。
他にも、消費者金融の選び方や利用前に知っておくべき注意点についても解説するため、利用を検討中の方はぜひご一読ください。
この記事でわかること
- はじめて消費者金融を利用するなら大手消費者金融が最適
- 消費者金融からの借り入れは周囲バレのリスクが低い
- 返済額をできるだけ抑えたいなら最高金利が低いプロミスがおすすめ
- 短期間借入なら無利息期間が長いレイクが好適
- 絶対にバレたくないなら在籍確認なしを公表しているSMBCモビットを選択
消費者金融とは貸金業法に則って融資をおこなう会社
消費者金融とは、財務局や都道府県に貸金業者として登録し、個人に融資を行っている業者のことです。
貸金業者として登録している業者は、貸金業法といった法律に則って貸付業務を行っています。
貸金業法では、借入額や上限金利が以下のとおり定められています。
- 借入額は年収の3分の1まで
- 上限金利は貸付額に応じて15.0%~20.0%まで
適切に登録している消費者金融であれば、貸金業法により高金利や過剰貸付の心配はありません。
次に、消費者金融を利用する場合の借り入れ方法について紹介します。
近年、貸付方法はカードローンからカードレスのWeb完結に移行
消費者金融の貸付方法は、ここ最近までカードローンが一般的でした。
カードローンは契約時に決められた利用枠内であれば、自由にお金を借りられ、専用ATMやコンビニATMでいつでも借り入れや返済ができます。
近年は、インターネットやアプリなどで申し込みから借り入れ返済までを完結できるサービスが増えてきました。
Web完結は基本的にカードレスで利用できるため、ローンカードが自宅に郵送されません。
郵送物が自宅に届かないことで、カードローン利用が家族にバレるのを避けられます。
消費者金融なら保証人や担保が不要!使い道も自由
消費者金融は保証人や担保なしで借り入れができるだけでなく、使い道も自由です。
住宅や自動車などのローンは、万が一債権者が返済できなくなった場合に備えて、保証人や担保が必要となります。
しかし、消費者金融からの借り入れの場合、保証人や担保が不要です。
消費者金融が保証人や担保なしで貸付できる理由は、以下の3つが挙げられます。
- 住宅ローンなどと違い、消費者金融からの借り入れは基本的に少額
- 在籍確認などにより収入を確認している
- 信用情報を確認している
参照元:カードローンは保証人なしで利用できる!その理由とメリット・デメリット
審査で返済能力や信用情報を確認し、個人の信用を担保に貸付を行うため、そもそも貸し倒れが発生する可能性が低いといえるでしょう。
住宅ローンや教育ローンのように使い道が限定されないため、冠婚葬祭など急な出費で借りたい場合に消費者金融は最適です。
消費者金融の利用は手厚い配慮により周囲にバレる可能性が低い
近年、消費者金融では周囲に利用がバレないよう、在籍確認や電話連絡の方法などにおいてさまざまな配慮をしています。
消費者金融がおこなっている配慮は、具体的に以下の通りです。
- 在籍確認時は会社名を出さないずに在籍確認を実施している
- 郵便物には会社名を記載しない
- ローンカードを発行しないWeb完結を用意している
消費者金融は、家族や同僚に利用を気付かれるのが不安でなかなか利用できない人も多いようですが、周囲の人にバレる確率は低いです。
しかし、いくら消費者金融側が配慮していても、周囲にバレてしまう場面があります。
消費者金融の利用が周囲にバレる場面として多いのは、以下の状況です。
- 家族にカードを発見された
- 無人契約機の出入りを知人や家族に目撃された
- 在籍確認で会社にバレた
- 返済が遅れ督促状が届いた
ローンカードが発行されないWeb完結で契約すると、郵便物や無人契約機への出入りでバレる心配がありません。
消費者金融によっては、在籍確認の方法に関する相談にのってくれるところもあります。
周囲バレが心配な人は、契約や在籍確認の方法を明確に公表している大手消費者金融の利用が最適です。
おすすめ消費者金融ランキングTOP5
消費者金融は数多くありますが、はじめて利用する場合、借り入れや返済においての利便性が高くサービス内容が充実している大手消費者金融が最適です。
本記事では、以下の大手消費者金融5社を比較し、ランキング形式で紹介します。
- アイフル
- プロミス
- SMBCモビット
- アコム
- レイク
ランキングは、公式サイトより以下の特徴をもとに作成しました。
- 金利
- 無利息期間
- 審査スピード
- 融資スピード
- バレにくさ
- 借り入れと返済の利便性
それでは、各社の特徴を詳しく紹介していきます。
サービス内容を比較して、自分に適した消費者金融を選択してください。
1位 プロミスは無駄なく無利息期間を活用できる
プロミスは、無利息期間を無駄なく活用できる大手消費者金融です。
無利息期間を設けている消費者金融の多くは、「契約日の翌日から◯日間」としている業者がほとんどです。
一方でプロミスの無利息期間は、「初回利用日の翌日から30日間」であるため、すぐに借り入れしない人も無駄なく無利息期間を活用できます。
さらに、無利息期間終了後も利息は年17.8%となっており、他の大手消費者金融よりも低金利で借り入れができます。
他にも、女性専用ダイヤルの設置など、利用者に寄り添ったサービスを提供しているのもプロミスの特徴です。
プロミスの基本情報は、以下の通りです。
申込条件 | 以下の条件をすべて満たす人 ・満18歳~74歳までの人 ・安定した収入がある人 ただし、以下の人は申し込みできません ・高校生 ・収入が年金のみの人 |
---|---|
金利 | 年4.5~17.8% |
遅延利率 | 20.0% |
借入限度額 | 500万円 |
無利息期間 | 初回利用日の翌日から30日間 ※はじめての利用で、メールアドレスをご登録のうえ、Web明細を選択した場合に適用 ※無利息期間中は、何度借り入れをしても利息がかかりません |
審査スピード | 最短20分 ※急ぎで審査してもらいたい場合は、Web申込後フリーダイヤル(0120-38-0365/平日8:00~21:00)へ問い合わせください |
融資スピード | ・カードレスなら審査通過後すぐに借り入れ可能 ・インターネット振込なら最短10秒で指定口座に着金 ※毎週月曜0:00~7:00はメンテナンスのため受付を停止します ※他にも、メンテナンスによる受付の停止や振込予約となる日程や時間帯があります |
周囲にバレにくいポイント | ・在籍確認:原則なし ・郵便物:郵便物なしの対応が可能 【在籍確認について】 ※審査の結果、在籍確認が必要な場合がある ※在籍確認を行う場合は、会社名を出さず担当者の個人名で実施 【郵便物について】 ※郵便物を無しにする場合は、「カードレス」と書面の受取方法で「Web明細」を選択 |
利用しやすいポイント | ・Web完結が可能 ・24時間365日借り入れ可能 ・全国の提携ATMで借り入れと返済が可能 ・公式アプリあり ・全国の提携ATMでいつでも借入と返済が可能 ・選べる返済方法 ・女性専用ダイヤルあり ※提携ATM:セブン銀行、ローソン銀行、三井住友銀行、イーネット、ゆうちょ銀行 ※返済日は毎月1回指定した日または、35日ごとから選択可能 |
その他サービス | アプリ利用や返済でVポイントが貯まる |
公式サイト | プロミス |
2位 アコムはショッピング機能がついたカードの発行が可能
アコムは、申込条件や融資スピード、利用のしやすさなどをトータルで見ると非常にバランスの取れた消費者金融です。
他の大手消費者金融と比べ、飛びぬけて優れているサービスは正直ありません。
しかし、無利息期間や最短10秒での融資もしくは周囲にバレないための配慮など、サービスが充実しています。
また、アコムではキャッシングだけではなく、ショッピングもできるクレジットカードを発行できます。
このクレジットカードは、アコムのロゴなどは入っておらず、見た目では消費者金融と分からないようなスタイリッシュなデザインです。
そのため、友人や同僚の前でカードを使っても、アコムの利用がばれる心配はないでしょう。
アコムの基本情報は、以下の通りです。
申込条件 | 以下の条件をすべて満たす人 ・満18歳~72歳までの人 ・安定した収入があり返済能力のある人 ただし、以下の人は申し込みできません ・高校生 ・収入が年金のみの人 ※18歳、19歳の人は、申込時に収入を確認できる書類が必要です |
---|---|
金利 | 年3.0~18.0% |
遅延利率 | 20.0% |
借入限度額 | 800万円 |
無利息期間 | 契約日の翌日から30日間 ※はじめての利用時のみ適用 |
審査スピード | 最短30分 ※夜間の申し込みは、審査の回答が翌日になる場合があります ※簡易審査は、3項目の回答ですぐに結果を表示できます |
融資スピード | ・カードレスなら審査通過後すぐに借り入れ可能 ・インターネット振込なら最短10秒で指定口座に着金 ※以下の時間は、メンテナンスのため振り込みできません ・毎週月曜日 1:00~5:00 ・毎日 23:50~0:10 |
周囲にバレにくいポイント | ・在籍確認:原則なし ・郵便物:原則なし 【在籍確認について】 ※在籍確認が必要な場合は、事前に同意を得てから実施 【郵便物について】 ※契約時「郵送での契約」を選択した場合のみ郵便物が届きます |
利用しやすいポイント | ・Web完結が可能 ・24時間365日借り入れ可能 ・全国の提携ATMでいつでも借り入れと返済が可能 ・公式アプリあり ・ショッピングとキャッシング両方ができるクレジットカードの発行も可能 ※提携ATM:三菱UFJ銀行、セブン銀行、イオン銀行、ローソン銀行、イーネットなど |
その他サービス | クレジットカード「ACマスターカード」は年会費無料 |
公式サイト | アコム |
3位 SMBCモビットは周囲バレを心配する人に最適
SMBCモビットは、Web完結で契約すると在籍確認・郵便物がないため、周囲バレが不安な方におすすめの消費者金融です。
在籍確認や郵便物で周囲の人にバレないよう配慮してくれる消費者金融は、近年増えています。
しかし、在籍確認・郵便物なしと明言している消費者金融は、それほど多くはありません。
そのため、周囲の人にバレずに利用したいと考えている人は、在籍確認・郵便物なしと明言しているSMBCモビットを選ぶとよいでしょう。
ただし、SMBCモビットは、無利息期間のサービスがありません。
返済総額をできるだけ抑えてお得に借りたい人は、SMBCモビット以外の消費者金融が適しています。
SMBCモビットの基本情報は、以下の通りです。
申込条件 | 以下の条件をすべて満たす人 ・満20歳~74歳までの人 ・安定した定期収入がある人 ただし、以下の人は申し込みできません ・収入が年金のみの人 |
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金利 | 年3.0~18.0% |
遅延利率 | 20.0% |
借入限度額 | 800万円 |
無利息期間 | なし |
審査スピード | 最短30分 ※21:00~翌9:00は申込受付のみの対応となります ※10秒で簡易審査の結果を表示できます |
融資スピード | ・カードレスなら審査通過後すぐに借り入れ可能 ・インターネット振込なら最短3分で指定口座に着金 |
周囲にバレにくいポイント | ・在籍確認:Web完結なら原則なし ・郵便物:Web完結ならなし。それ以外の契約でも郵便物なしの対応が可能 ※在籍確認 ・郵送物なしで利用したい場合は「Web完結」を選択 【Web完結以外での申し込みの場合】 ※在籍確認は、必要書類の提出による代替確認にも対応 ※在籍確認を行う場合は、会社名を出さず担当者の個人名で実施 ※郵便物を無しにする場合は、「領収書・ご利用明細書のお取扱い」で「電子(ネット受取)」を選択 |
利用しやすいポイント | ・Web完結が可能 ・コンビニ等でカードの受け取りが可能 ・24時間365日借り入れ可能 ・全国の提携ATMでいつでも借り入れと返済が可能 ・公式アプリあり・選べる返済方法 ※提携ATM:三井住友銀行、三菱UFJ銀行、セブン銀行、イオン銀行、プロミスATM、セゾンATM、ローソン銀行、三十三銀行など |
その他サービス | ・返済のたびにTポイントが貯まる ・Tポイントを使って返済も可能 |
公式サイト | SMBCモビット |
4位 アイフルは返済方法の選択ができるため利便性が高い
アイフルは、申し込みから返済まで、利用者に寄り添った柔軟なサービスが魅力の消費者金融です。
アイフルの申込窓口には、急ぎ専用のフリーダイヤルを用意しています。
専用ダイヤルから申し込みをした場合、優先的に審査を行ってくれるため、早急にお金が必要な人に最適です。
また、返済方法や返済サイクルも選択できるため、返済がしやすいのもアイフルの特徴です。
返済は、毎月1回一定の返済日を指定する「約定日制」か、35日ごとの「サイクル制」から自分に合った返済期日を選択できます。
引き落としや振り込みなど、返済方法を選べる消費者金融も増えていますが、返済期日の柔軟性はアイフルが突出しています。
アイフルの基本情報は、以下の通りです。
申込条件 | 以下の条件をすべて満たす人 ・満20歳~69歳までの人 ・定期的な収入があり、返済能力がある人 ・アイフルの審査基準を満たす人 |
---|---|
金利 | 年3.0~18.0% |
遅延利率 | 賠償額の元本に対して20.0% |
借入限度額 | 800万円 |
無利息期間 | 契約日の翌日から30日間 ※はじめての利用時のみ適用 |
審査スピード | 最短25分 ※審査の回答時間は土日祝関わらず9:00~21:00 ※上記時間帯以外の申し込みは、翌営業日の午前中に回答 ※急ぎで審査してもらいたい場合は、Web申込後フリーダイヤル(0120-337-137/9:00~21:00)へ問い合わせると優先的に対応してもらえます |
融資スピード | ・カードレスなら審査通過後すぐに借り入れ可能 ・銀行振込による借り入れでも最短10秒 ※月初・月末・連休明けなどアクセスが集中するタイミングの場合、着金に時間がかかる場合もあります |
周囲にバレにくいポイント | ・在籍確認:原則なし ・郵便物:郵便物なしの対応が可能 【在籍確認について】 ※在籍確認を行う場合は、本人同意の上で実施 ※在籍確認が必要な場合は、会社名を出さず担当者の個人名で実施 【郵便物について】 ※郵便物を無しにする場合は、カードレスと口座振替(自動引落)を選択 ※郵便物が届く場合でも、会社名が入っていない封筒を使用している |
利用しやすいポイント | ・Web完結が可能 ・公式アプリあり ・24時間365日借り入れ可能 ・全国の提携ATMでいつでも借り入れと返済が可能 ・1,000円から借り入れ可能 ・選べる返済期日 ・選べる返済方法 ※提携ATM:セブン銀行、ローソン銀行、イオン銀行、三菱UFJ銀行、西日本シティ銀行、十八親和銀行、イーネット、ゆうちょ銀行 ※1,000円単位での借り入れは、アイフルATM、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、銀行振込のみ可能 ※返済日は毎月1回指定した日または、35日ごとから選択可能 |
公式サイト | アイフル |
5位 レイクは選べる無利息期間でお得に借り入れが可能
レイクは、消費者金融では唯一、自分に合った無利息期間を選択できます。
大手消費者金融では、SMBCモビット以外は無利息期間を設けていますが、無利息サービスの期間や内容を選べるのはレイクだけです。
Web申し込みでは、業界最長の最大60日間の無利息期間を設けています。
他にも、最大180日間借入額の5万円まで無利息というサービスもあるため、少額を借り入れる人もお得に利用できます。
無利息期間の併用はできませんが、自分に合った無利息期間を選べるのは非常に魅力的です。
また、レイクは在籍確認に関しての相談窓口を用意しているため、在籍確認による周囲バレが心配な人にもおすすめです。
レイクの基本情報は、以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
5位の理由 | 借入額や申込方法によって、自分に合った無利息期間を選択できるため、返済総額を抑えた借り入れをしたい人に適しています。 また、在籍確認が必要な場合でも柔軟に対応してくれるため、周囲バレが不安な人にもおすすめです。 |
申込条件 | 以下の条件をすべて満たす人 ・満20歳~70歳までの人 ・安定した収入がある人 |
金利 | 年4.5~18.0% |
遅延利率 | 20.0% |
借入限度額 | 500万円 |
無利息期間 | 以下の3つの無利息期間から選択できます ・契約日の翌日から60日間、全額無利息(200万円まで) ・契約日の翌日から180日間、借入額の5万円まで無利息 ・借入額が200万円以上の場合、契約日の翌日から30日間全額無利息 ※いずれも、はじめての利用時のみ適用 ※60日間無利息はWeb申込限定 |
審査スピード | 最短15秒 ※以下の時間帯なら、申込後すぐに審査結果を確認できます ・8時10分~21時50分(第3日曜日のみ8時10分~19時) ※上記時間帯以外の申し込みは、メールなどで審査結果を通知します ※簡易審査は、4項目の回答でいくら借り入れが可能か表示できます |
融資スピード | ・カードレスなら審査通過後すぐに借り入れ可能 ・インターネット振込なら最短25分で指定口座に着金 ※21時までの申し込みで即日融資可能(日曜日は18時まで) |
周囲にバレにくいポイント | ・在籍確認:原則なし ・郵便物:郵便物なしの対応が可能 【在籍確認について】 ※審査の結果、在籍確認が必要となる場合があります※在籍確認が必要な場合は、会社名を出さず担当者の個人名で実施 ※在籍確認は、必要書類の提出による代替確認にも柔軟に対応(在籍確認に関しての相談はフリーダイヤル0120-09-09-09へ) 【郵便物について】 ※郵便物が届く場合でも、会社名が入っていない封筒を使用している ※カードレスで契約し、Web明細サービスに登録すると郵便物なし |
利用しやすいポイント | ・Web完結が可能 ・24時間365日借り入れ可能 ・全国の提携ATMでいつでも借り入れと返済が可能 ・公式アプリあり ※提携ATM:三菱UFJ銀行、セブン銀行、イオン銀行、ローソン銀行、イーネットなど |
公式サイト | レイクALSA |
消費者金融選びはサービス内容を比較してから決める
消費者金融選びで悩んだ場合は、自分が重視したいサービス内容を比較して決めましょう。
例えば、できるだけ返済総額を抑えたい場合は、無利息期間が長い消費者金融が適しています。
他にも、はじめて借りるときは大手消費者金融、今すぐ借りたい場合は審査や融資が早い消費者金融を選ぶとよいでしょう。
ここからは、消費者金融選びで悩んでいる人に向けて、選び方のポイントについて紹介していきます。
はじめて借りる場合は大手消費者金融がおすすめ
はじめて消費者金融で借り入れする人は、大手消費者金融のなかから利用する会社を選ぶのが適しています。
大手消費者金融の利用が適している理由は、サービス内容が充実しているためです。
大手消費者金融が提供している主なサービスには、以下の内容が挙げられます。
- 無利息期間
- 即日融資
- 公式アプリ
- 申し込みから借り入れ返済が可能なWeb完結
- 24時間365日借り入れ可能
- 郵便物なし
- 柔軟な在籍確認
- 柔軟な返済方法
- 返済サイクルの選択 など
大手消費者金融は、公式アプリやインターネットでのWeb完結ができるため、申し込みから返済までの利便性が高いです。
また、周囲に利用が気付かれにくい手厚い配慮や無利息期間を設けるなど、サービスも充実しています。
一方で中小消費者金融には、いまだに直接店舗での申し込みが必要なところもあります。
そのため、消費者金融ではじめてお金を借りる人は、本記事で紹介した大手5社から選択するとよいでしょう。
返済総額を抑えたい場合は無利息期間が長い消費者金融を選択
返済総額をできるだけ抑えて借り入れしたい場合は、無利息期間が長い消費者金融が最適です。
消費者金融でお金を借りた場合、元金だけではなく金利を上乗せした額を支払う必要があります。
そのため、返済額をできるだけ抑えたい人は、利息が発生しない無利息期間の長い消費者金融を選ぶのがおすすめです。
以下の表は、大手5社の無利息期間をまとめたものです。
消費者金融 | 無利息期間の開始時期 |
---|---|
プロミス | 初回借入日の翌日から30日間 |
アコム | 契約日の翌日から30日間 |
SMBCモビット | なし |
アイフル | 契約日の翌日から30日間 |
レイク | 以下のいずれかを選択 ・契約日の翌日から60日間、全額無利息(200万円まで)※Web限定 ・契約日の翌日から180日間、借入額の5万円まで無利息 ・借入額が200万円以上の場合、契約日の翌日から30日間全額無利息 |
無利息期間が適用されるのは、初めて利用する人に限られます。
契約後すぐに借り入れする予定がない場合は、初回利用日の翌日から30日間のプロミスが無利息期間を最大限に活用できます。
契約後すぐに借り入れする場合は、無利息期間が長いレイクを利用することで、返済総額を減らすことが可能です。
審査に不安がある場合は審査通過率が高い消費者金融を選ぶ
消費者金融によっては、審査通過率を公表しているところがあります。
審査通過率とは、新規申込者のうち審査に通過した人の割合を示した数字です。
審査通過率が高いと審査が甘いというわけではありませんが、審査通過率が低い場合は、厳しい審査基準を設けている可能性があります。
そのため、審査が不安だという人は、審査通過率の高さから利用する消費者金融を選択するのもおすすめです。
以下の表は、大手5社の最新の審査通過率をまとめたものです。
プロミス・SMBCモビット | 38.8% ※2023年4月~11月までの成約率の平均 ※参考:https://www.smbc-cf.com/pdf/md2023_j.pdf |
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アコム | 42.1% ※2022年度新規貸付率 ※参考:https://pdf.irpocket.com/C8572/NJLt/UcsV/KFtf.pdf |
アイフル | 38.07% ※2022年4月~2022年12月までの新規獲得件数の平均 ※参考:https://www.ir-aiful.com/data/current/MD202212.pdf |
レイク | 30.4% ※2022年12月(第3四半期)の成約率 ※参考:https://corp.sbishinseibank.co.jp/ja/ir/library/results/main/00/teaserItems1/07/linkList/00/link/3qfy22databook230207je.pdf |
審査通過率は、その年や時期によって多少異なります。
そのため、より詳しく審査通過率を確認したい場合は、「消費者金融名+月次データ」で検索してください。
ちなみに、アイフルは大手消費者金融で唯一銀行の傘下に入っていないため、アイフルは独自の審査基準を設けています。
アイフルの審査通過率が高いわけではありませんが、独自の審査基準があるため、他社で審査が通らなかった場合でも通過できる可能性があります。
大手で借り入れが難しいなら独自の審査基準を設けている業者を検討
大手消費者金融で審査が通らなかった場合は、大手5社以外で独自の審査基準を設けている業者がおすすめです。
独自の審査基準を設けている場合は、大手消費者金融とは審査の基準が異なるため、大手で審査落ちした人でも通過できる可能性があります。
例えば、消費者金融での申し込みは対人のみで詳しく話しを聞き、現状を確認したうえで審査を行うため大手よりも融通が利きます。
ただし、大手消費者金融以外の消費者金融は、借り入れや返済が不便だったり周囲バレに関する配慮が乏しかったりする場合も珍しくありません。
そのため、各業者の特徴やサービス内容などを確認したうえで、利用する消費者金融を選択するとよいでしょう。
バレずに借りたい場合は郵便物や在籍確認がない消費者金融が最適
大手消費者金融は、基本的に借り入れが周囲にバレないための配慮をしているため、周囲に借り入れがバレるリスクは低いです。
とはいえ、消費者金融ごとにバレないための配慮は異なります。
家族や職場の同僚など周囲の人に消費者金融での借り入れがバレたくない人は、以下のサービスを用意している消費者金融を選びましょう。
- 職場への在籍確認を原則なしで行っている
- 職場へ在籍確認を行う場合でも、会社名を出さずに行っている
- 郵便物が自宅に届かない申込方法を用意している
消費者金融では、審査の過程で勤務先への「在籍確認」が行われます。
在籍確認とは、借り入れを申し込んだときに申告した勤務先で、本当に働いているかを確認するものです。
在籍確認の方法は、直接勤務先へ電話連絡をし確認する方法が一般的ですが、提出書類で確認する場合もあります。
職場にバレるのが心配な人は、職場への電話連絡なしで在籍確認を行っている消費者金融を選ぶとよいでしょう。
また、勤務先へ電話連絡による在籍確認の場合でも、会社名を名乗らず個人名で行われる消費者金融も多いです。
いずれにしても、周囲にバレるのが心配な場合は、在籍確認の方法を明確にしている消費者金融を選ぶとよいでしょう。
以下の表は、大手5社の在籍確認の方法をまとめたものです。
プロミス | 在籍確認:原則なし ※審査の結果、在籍確認が必要な場合がある ※在籍確認を行う場合は、会社名を出さず担当者の個人名で実施 |
---|---|
アコム | 在籍確認:原則なし ※在籍確認が必要な場合は、事前に同意を得てから実施 |
SMBCモビット | 在籍確認:Web完結なら原則なし 【Web完結以外での申し込みの場合】 ※在籍確認は、必要書類の提出による代替確認にも対応 ※在籍確認を行う場合でも、会社名を出さず担当者の個人名で実施 |
アイフル | 在籍確認:原則なし ※在籍確認を行う場合は、本人同意の上で実施 ※在籍確認が必要な場合は、会社名を出さず担当者の個人名で実施 |
レイク | 在籍確認:原則なし ※審査の結果、在籍確認が必要となる場合があります ※在籍確認が必要な場合は、会社名を出さず担当者の個人名で実施 ※在籍確認は、必要書類の提出による代替確認にも柔軟に対応 (在籍確認に関しての相談はフリーダイヤル0120-09-09-09へ) |
在籍確認以外にも、郵便物によって借り入れが家族にバレる場合があります。
外見では分からない封筒で届く場合もありますが、家族が知らずに開封してしまうと意味がありません。
近年、アプリやインターネットによるWeb完結が可能な消費者金融も増えています。
Web完結での契約は基本的にカードレスとなるため、自宅にローンカードが届かず家族にバレずに借り入れが可能です。
ちなみに、大手5社はWeb完結が可能で公式アプリもあるため、郵便物で家族にバレる可能性は低いでしょう。
すぐにお金が必要な場合は審査・融資スピードが速い消費者金融を選択
審査スピードや融資スピードは、消費者金融によって異なります。
そのため、できるだけ早くお金を借りたい人は、審査スピードや融資スピードが速い消費者金融を選ぶのが最適です。
以下の表は、大手5社の審査・融資スピードをまとめたものです。
審査スピード | 融資スピード | |
---|---|---|
プロミス | 最短20分 | ・カードレスなら審査通過後すぐに借り入れ可能 ・インターネット振込なら最短10秒で指定口座に着金 |
アコム | 最短30分 | ・カードレスなら審査通過後すぐに借り入れ可能 ・インターネット振込なら最短10秒で指定口座に着金 |
SMBCモビット | 最短30分 | ・カードレスなら審査通過後すぐに借り入れ可能 ・インターネット振込なら最短3分で指定口座に着金 |
アイフル | 最短25分 | ・カードレスなら審査通過後すぐに借り入れ可能 ・銀行振込による借り入れでも最短10秒 |
レイク | 最短15秒 | ・カードレスなら審査通過後すぐに借り入れ可能 ・インターネット振込なら最短25分で指定口座に着金 |
大手消費者金融では、申し込みから融資までのスピードは30分前後です。
ただし、申し込みの時間によっては、すぐに審査ができず融資に時間がかかる場合もあります。
基本的に9:00〜21:00以外の時間帯に申し込むと、審査結果が翌日の回答になるため、すぐに借り入れできません。
とはいえ、大手消費者金融では、すでに会員になっている人はメンテナンス時間を除き24時間365日借り入れが可能です。
消費者金融では、借り入れさえしなければ入会金や年会費は発生しないため、お金はかかりません。
そのため、いますぐ利用する予定がなくても、会員になっておくと急にお金が必要となったときに慌てずに現金を用意できます。
消費者金融に不安があるなら銀行のカードローンを検討
消費者金融からの借り入れに不安や抵抗を感じる人は、銀行のカードローンを検討してみてはいかがでしょうか。
以下の表は、消費者金融のカードローンと銀行のカードローンの違いをまとめたものです。
消費者金融 | 銀行 | |
---|---|---|
総量規制の有無 | 有り 借入額は年収の1/3まで | 無し 借入額は年収の1/3を超えても法律上問題なし |
金利 | 年18.0%程 | 年14.0~15.0%程 |
審査・融資スピード | 即日融資可能 | 最短で翌営業日 |
その他サービス | ・無利息期間あり | ・キャッシュカードにローン機能を付けられる銀行がある ・自動融資機能が利用できる銀行もある ・銀行の利用状況によって金利優遇の可能性がある |
消費者金融と銀行では、対象となる法律が違います。
消費者金融は「貸金業法」で、銀行は「銀行法」です。
銀行のカードローンでは、貸金業法にある総量規制の対象にはならないため、法律上は年収の1/3以上の借り入れができます。
とはいえ、銀行のカードローンにも審査があるため、消費者金融よりも多くのお金を借りられる可能性は低いでしょう。
今すぐにお金が必要な場合は、消費者金融の利用が最適ですが、金利が低く返済総額を抑えたい場合は銀行のカードローンがおすすめです。
消費者金融を利用する前に知っておいた方がよい注意点
消費者金融は急にお金が必要となったとき便利ですが、利用前に知っておいた方がよい注意点もあります。
利用前に知っておくべき注意点は、以下の6つです。
- 貸金業者として登録してあるかは絶対に確認する
- 信用情報に傷があると新規の借り入れは難しい
- 銀行のカードローンに比べ消費者金融の金利は高い
- 総量規制により年収の3分の1以上は借りられない
- 消費者金融を利用すると他のローン審査に影響が出る可能性がある
- 返済の遅延・延滞は今後の借り入れに影響がでる
予期せぬトラブルに巻き込まれたり、借り入れで後悔したりしないためにも、これから利用する予定の人は注意点を確認しておきましょう。
貸金業者として登録してあるかは絶対に確認する
消費者金融のなかには、違法性の高い営業をしている危険な業者も存在します。
財務局または都道府県に登録している業者は貸金業法に則って営業していますが、登録していない業者は違法業者であるため、法律など度外視して営業しています。
そのため、本記事で紹介した大手5社以外の消費者金融を利用する場合は、必ず貸金業者として登録があるかを確認してから利用してください。
金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」では、財務局か都道府県に登録している業者なのかを確認できます。
近年、違法業者であってもしっかりとした公式サイトを用意している業者もあるため、業者選びは慎重に行いましょう。
違法業者の特徴は、以下の通りです。
- 年21.0%以上の法外な金利で貸し付け(10日で3割の利息など)
- 他店で断られた方でも大丈夫(自己破産者や多重債務者をターゲットに勧誘)
- 電話、チラシ、ダイレクトメールで勧誘 など
違法業者を利用すると、以下のようなトラブルに巻き込まれる可能性があります。
- 契約者以外(家族など)への取り立て
- 返済のために別の違法業者からの借り入れをすすめられ返済額がどんどん増える
- 返済できないと犯罪への加担を強いられる など
登録業者からの借り入れが難しい場合でも、違法業者を利用するのは絶対にやめましょう。
信用情報に傷があると新規の借り入れは難しい
消費者金融からの借り入れは、信用情報に傷があると難しいです。
信用情報とは、返済能力を確認できるようクレジットやローンの契約や取引などの情報のことで、信用情報機関が保有しています。
2023年2月現在、内閣総理大臣の指定を受けた信用情報機関は、以下の2つです。
- 株式会社日本信用情報機構(JICC)
- 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
実際に借り入れをすると、以下の情報が消費者金融から信用情報機関に提供されます。
- 氏名及びふりがな
- 住所
- 生年月日
- 電話番号
- 勤務先の商号または名称
- 本人確認書類に関する記号番号(運転免許証番号など)
- 配偶者貸付を締結している場合は、配偶者に係る情報
- 契約年月日
- 貸付金額
- 貸付残高
- 返済遅延の有無
- 総量規制の除外契約・例外契約に該当する場合はその旨
消費者金融では、申込者の返済能力を調べるため、信用情報を確認し審査を行います。
過去に消費者金融を利用していない人でも、携帯料金やクレジットカードの支払遅延や滞納した場合は、信用情報に傷がある可能性が高いです。
また、任意整理や自己破産など債務整理をした経歴がある人は信用情報にその事実が記録されているため、借り入れは難しいでしょう。
銀行のカードローンに比べて金利が高い
消費者金融からの借り入れは、銀行のカードローンと比べて金利が高いです。
銀行のカードローンの金利は年14.0%前後ですが、消費者金融の金利は年18.0%ほどです。
そのため、金利を抑えたいのであれば銀行カードローンの利用が適しています。
しかし、銀行のカードローンは即日融資ができません。
銀行カードローンは、審査で警察庁データベースへの照会が必要となるため、申込日にお金を受け取るのは不可能です。
参照元:銀行カードローンは即日融資不可!最短で借入するための対処法
そのため、すぐにお金が必要な場合は、金利が高くても消費者金融を利用する必要があります。
消費者金融は、実際に利用してみると思った以上に金利負担が重く、返済が困難になるケースも珍しくありません。
利用前に返済シミュレーションを行い、無理のない借り入れを行いましょう。
総量規制により年収の3分の1以上は借りられない
貸金業法の総量規制により、消費者金融では年収の3分の1までしか借りられません。
各消費者金融で3分の1ずつを借りられるのではなく、トータルで3分の1です。
年収300万円の人を例に挙げます。
年収300万円の人が消費者金融で借り入れできるのは100万円までであるため、A社で60万円借り入れると、B社で借り入れできるのは40万円までです。
A社で100万円借りた場合は、他の消費者金融では借り入れができなくなってしまいます。
ちなみに、消費者金融では、どの会社も借入限度額を設けています。
大手消費者金融の借入限度額は、以下の通りです。
プロミス | 500万円 |
---|---|
アコム | 800万円 |
SMBCモビット | 800万円 |
アイフル | 800万円 |
レイク | 500万円 |
大手消費者金融では、限度額が800万円の業者も多いのですが、プロミスとレイクは500万円です。
限度額が低いと、借りられる額が少ないのではないかと心配する人もいますが、あくまでも年収の3分の1以上は借りれません。
限度額が500万円の場合で満額借りられる人は、最低でも年収1,500万円以上ある人、限度額800万円では年収2,400万円以上の人のみです。
そのため、年収が高額な場合を除き、借入限度額をもとに消費者金融を選ぶ必要はないでしょう。
消費者金融を利用すると他のローン審査に影響が出る可能性がある
消費者金融からの借り入れは、住宅ローンや自動車ローンを利用する際に影響が出る可能性が高いです。
住宅や自動車などの銀行ローンは、総量規制の対象ではありません。
そのため、消費者金融で年収の1/3借り入れしていても、法律的には問題なくローンを組めます。
しかし、審査に影響する可能性は十分に考えられます。
借入額や借入件数、返済の遅延などは、住宅ローンなどを組む際の審査で悪影響を及ぼすでしょう。
ローンが組めずに、家が建てられなかったり車が買えなかったりすると、家族に迷惑をかけてしまいます。
今後の人生で後悔のないよう、本当に借り入れが必要か、慎重な判断が必要です。
返済の遅延・延滞は今後の借り入れに影響する
消費者金融で借りたお金の返済を遅延・滞納すると、信用情報に登録されるため、今後の借り入れに影響します。
消費者金融では、支払期日に返済が確認できないと、新規借り入れができないケースがほとんどです。
他にも、返済の遅延・滞納は、さまざまな問題を引き起こします。
返済の遅延・滞納で発生する問題は、以下の通りです。
- 返済額に遅延損害金が加算されていく
- 返済の督促が行われるため、周囲バレのリスクが高まる
- 新規借り入れができなくなる
- 給与などの差し押さえ
参照元:カードローンが返済できない!延滞のリスクと今すぐすべきこと
返済期日に遅れると、支払期日の翌日から遅延損害金が加算されるため、どんどん返済額が大きくなります。
他にも、支払いを促す督促がメールや電話、郵便などで行われるため、周囲に借り入れがバレる可能性が高まるでしょう。
大手消費者金融の場合は、返済が難しいことを正直に伝えると、返済金額や返済方法の変更など柔軟に対応してくれます。
ただし、メールや電話などの督促を無視すると職場への連絡や自宅への郵便物による確認が実施されるため、適切な対応が大切です。
消費者金融から借り入れする場合は、返済の遅延・延滞が起こらないよう、計画的に利用しましょう。